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代表インタビュー

--まずは神田事務所の紹介からお願いします
はい、社会保険労務士法人 神田事務所は、日本で初めて社会保険労務士というものができた時に先代(父)が第一期として社労士になりまして、昭和40年に目黒で開業しました。その後すぐこの大田区に移ってきまして、それから40年以上、大田区の企業様を中心に社労士業務をさせていただいています。

--主な取扱い業務はどのようなものですか
主には、事務代行ですね。社会保険、労働保険関係の事務代行と賃金計算や就業規則の作成などになります。

--得意としている分野、また強みはどういったところでしょうか

うちは割と万遍なく対応しているのですが、あえて挙げるとすれば手続き関係は非常に長いことやっていますから、他では難しいようなレアなケースにも対応することができます。

--レアケースとは?

そのままでは手続きを通すのが難しいケースが稀にあります。その辺は多くの案件をこなしてきた経験がありますから、別の方法やアプローチの仕方を変えたりといったアドバイスをさせていただいています。
もちろん法を遵守するのは当然として、結果的にお客様のためになるような提案を心がけています。

そして当事務所の強みとして、厚労省認可の「労働保険 事務組合」を併設していることも挙げられます。
中小企業、特に建設業の事業主や役員も労災保険の対象 とすることができます。
最近では、大手ゼネコンの現場に入場する際は、役員も含めた全員の労災加入が確認されることもあり、社長や役員が現場に入れないなんてケースも発生しているので、注意が必要です。

また、クラウドを使った労務管理システム「ネットde顧問」を利用しているのも当事務所の特徴です。クラウドを利用することで、都度提出書類を用意してもらうなどの煩雑な作業をなくし、クライアント様と社労士がタイムリーに情報共有できるので、業務が非常に楽になったと喜ばれております。

--どういった相談、依頼が多いでしょうか

やはり最近は労務のトラブルが多いですね。
特に残業代の未払い、これは本当に多いです。
クライアント様(企業)から相談いただくのですが、企業側が(残業代を)払う体制が整っていなかったという場合が多く、結果的には訴えられて負けてしまうという現状があるんですよね。

中小企業の経営者さんの中には、世間で聞いた話をもとに「こういう人にはこれは払わなくていい」みたいなことを誤解している方が意外に多くて、本当は違法なのに知らず知らずのうちにやってしまっている。
今はインターネットで情報がすぐに取れる時代ですから、従業員さんの方がよく知っていたりして、そこを衝かれてしまうケースが多いです。
また最近は個人で入れる社外の労組もありますから、そういうところからある日突然問題を指摘されるなんてケースもあります。

私たちの仕事はそういうことを予防することだと思っています。
訴訟という最悪の事態になる前に、本来あるべき姿、予防できる体制づくり。そこに一番力を入れています。
労働監査、労働条件審査、労働コンプライアンス監査などと最近よく聞かれるようになりましたが, そういうかたちでお手伝いできればと考えています。

あと多い依頼としては、就業規則の作成ですね一一。

--就業規則の作成は自社内では難しいのですか?

作成だけならそうでもないです。一般にあるひな形を使って作れば社内の人間でも作れます。
ただ、会社ごとに色々ルールや事情が違うわけですから、そのまま当てはめるだけでは思っていたようなものにはなりません。その辺を理解しないままとりあえず作ってしまっているケースが多く、それが基でトラブルになっているケースが多いです。

--昨今、社労士の重要性が言われていますが、
 社労士の必要性とはどういったところに
 あると思いますか?


前述したような、裁判に発展してしまうような労務トラブルが多発していて、「ブラック企業」なんて言葉が流行り言葉のように使われています。
そのような状況にあって、労使どちらにも付ける立場にあるのが社労士で、両方の立場がわかるので、それぞれの要望や言い分を聞いてお互いに理解してもらえるように取り持つことができるんですね。
行政にいきなり持って行くよりもその前のワンクッションになれる存在が社労士だと思います。

私たちの仕事はお医者さんみたいなところがあって、悪いところ、悪くなりそうな所を早めに指摘してあげて健全な状態に戻すということをしているんですね。
また、業務改善だけではなく、企業リスクの回避も我々の責務だと思っています。
結構、企業の経営リスクというのは隠れた所に潜んでいて、例えば退職金など、このまま行ったら数年後多額の債務が発生しますよ。と言ったことだったり、気がつかないこと、予見されることを的確にアドバイスできるということも社労士が必要とされている要因だと思います。

--ご自身のことについても少し教えてください。
 社労士になろうとしたきっかけは何だったのですか?


お話しましたように、父が社労士として働いていましたが、子どもの頃は父がどんな仕事をしているか、全然知らなかった。何か資格を持って仕事をしているんだろうなぁくらいの(笑)
この世界に入ろうと思った具体的なきっかけは、独立して仕事をしたいと思ったことですね。
実は新卒で入ったのは今で言うIT業界で、プログラムなんかをやっていたんですよ。
当時プログラマーは独立志向の人が多くて、プログラマーに限らず何か自分で独立して仕事をやるのっていいなと思っていたんですね。
そんなことを考えていたときに、そういえば、我が家にも独立して仕事をしている人がいるなと(笑) それで父の仕事、社会保険労務士というものを真剣に考えるようになったんですね。

父はこれからはパソコンの時代で、この業界もPCやシステムを導入をしていかなければいけないと常々言っていて、私はプログラマーでしたから、そういう意味でも役に立てるかなと思いました。

試験は非常に難しかったですね。合格率は今でも7%くらいじゃないですかね。
科目も10科目もありますしね。
父の事務所で働きながら、とっても勉強しました。

--晴れて社労士になった印象はいかがでしたか

はじめはあまり表に出ない地味な仕事かなと思ってましたね(笑)
でも、いざ業界に入ってみると思ったよりも多岐に渡る仕事があって大変だなと思いました。
特に人と会ってお話する機会が非常に多くて、私はもともとあまり人と話すのが得意ではなかったので、優しい人や怖い人、無口な人、色々な人と接することでとても鍛えられましたね。

--この仕事のやりがいって何ですか
細かなところで役に立ったなと感じられるところですね。
何か大きなものをドンと作るということより、「これ、ありがとね」みたいな“小さなありがとう”がいっぱいあるという。
そういう人や社会の役に立っていると感じられるところにこの仕事のやりがいを感じますね。

--仕事をする上でのモットーはありますか

法令を遵守することですね。やはりここから外れるわけにはいかないので。
その上で、クライアントの要望になるべく近づけるためにはどうするべきかを提案するということですね。

--困難な場面に遭遇したらどう克服しますか


“基本に立ち返る”ですかね。
社労士は基本一人でやっている商売ですから、行き詰まったときは立ち位置を変えてみたり、やはりコンプライアンスなどを軸に、基本に戻ることを大切にしてます。

--プライベートな質問もひとつ。趣味などはありますか

これといってあまりないですが…。
あえて言えば、ゴルフ…ですかね。でも休日は家族と過ごしていることが多いです。
あと昨年くらいから昔没頭していたスキーを再開しました。
で、最近家族でスノボデビューしました(笑)

--神田事務所が選ばれる理由は、どうのような点だと思いますか

…う〜ん、難しい質問ですが、“信頼”ですかね。
皆まで言わなくても分かっているというか(笑)
大田区で40年やっていますから、長くお付き合いさせていただいているクライアント様が多いので、「そろそろ何々の時期だな」とか、依頼される前にこちらからお知らせすることができますし、問題が起こった時に最適な対処方が分かるとか、そういうところかと思っています。



<主な役職歴>
2013/4~2017/3 東京都社会保険労務士会大田支部 支部長
2017/4~    東京都社会保険労務士政治連盟大田支部 支部会長
2017/4~    大田労働保険事務組合協議会 会長